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分権時代の福祉財政

坂本忠次、和田八束、伊東弘文、神野直彦　編

A5判　340 ページ

ISBN: 4-7670-0067-X

定価：本体 3,000円（税別）

1999年 6月刊

21世紀の最大テーマ、「福祉国家」の分権化と財政のあり方を、専門研究者が分担執筆した力作

－主要目次－

　序　章　２１世紀の福祉と財政（和田八束）
第１部　福祉国家の政府間財政関係論
　第１章　福祉をめぐる政府間財政関係（神野直彦）
　第２章　福祉財政の構造について（齋藤愼）
　第３章　財政調整制度の根拠と制度設計（持田信樹）
　第４章　再生産理論からみた福祉国家（佐々木伯朗）
　第５章　「社会国家」と「生活関係の統一性」（伊東弘文）
第２部　福祉財政の展開と政策
　第１章　日本における福祉国家型財政の形成（金澤史男）
　第２章　「福祉国家」の分権化と財政改革（坂本忠次）
　第３章　社会福祉の政府間財政関係（武田宏）
　第４章　高齢者福祉と介護費用（太田にわ）
　第５章　日本の地方福祉財政の行方（竹内良夫）
第３部　福祉財政の国際比較
　第１章　ロンドンにおける貧民救済活動について（吉尾清）
　第２章　イギリス社会福祉における政府間行財政関係の検証（山本隆）
　第３章　イギリスにおける幼児教育バウチャーの導入と廃止（舟場正富）
　第４章　米国の福祉をめぐる政府間財政関係（片桐正俊）
　第５章　アメリカにおける教育財政をめぐる政府間財政関係（小泉和重）
　第６章　アメリカのコミュニティ開発政策における政府間財政関係（岡田徹太郎）
　第７章　フランスの地方分権と統合ヨーロッパにおける「地方団体の連邦化」（青木宗明）
　第８章　スウェーデンの福祉財政と地方デモクラシー（藤岡純一）
　第９章　中国の社会保障制度と政府間財政関係（張忠任）