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行政改革と議題設定 |
−民営化にみる公共政策の変容− |
西村弥 著
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A5判 388 ページ |
ISBN: 978-4-7670-0174-6 |
定価:本体 3,000円(税別) |
2010年 7月刊 |
通説と異なり、三公社民営化を成功裏にアジェンダ設定し、決定することができた最大の要因は、専売民営化を「突破口」としたことにあった。専売民営化の検討が、三公社民営化につながったプロセスをを明らかにする。 |
−主要目次− 序 章 1980年代の専売民営化と現代の「改革型政治」 第1章 アジェンダ設定と専売民営化の軽視 第1節 アジェンダ設定に着目する必要性 第2節 三公社民営化の静態的分析とその限界 第3節 三公社民営化の動態的研究 第4節 アジェンダ設定までのプロセスとその後のプロセス 小 括 第2章 専売制度の成立、「問題の流れ」と「政策の流れ」の発生 第1節 なぜ専売制度が導入されたのか? 第2節 専売制度の構造化−利益集団と「たばこ族」の形成 第3節 変化する環境要因 小 括 第3章 専売民営化の議題設定と「政治の流れ」の合流 第1節 第二次臨調の成立とその役割−「政治」の流れと「合流」 第2節 緊急提言提出までの政策過程 第3節 基本答申の作成過程−交渉の不成立と「見切り発車」 第4節 「行革大綱」とアジェンダ設定 小 括 第4章 専売民営化における解決策の特定化過程とその帰結 第1節 「解決策の特定化」のプロセスとその帰結 第2節 「日米たばこ戦争」と米国通商法301条の発動 第3節 経済国際化の「突破口」としての専売民営化と「鉄の三角形」の分断 小 括 第5章 「改革型政治」とその政治的含意 第1節 利害関係の構造化と1980年代におけるアジェンダ設定 第2節 「突破口」としての専売民営化と改革の手法 第3節 専売民営化における「改革型政治」とその含意
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