トップページ
会社案内・地図・お問合せ 
最新刊  2014年新刊  2013年新刊  シリーズ・叢書  全書籍一覧
法学・法制史・外国法
憲法・行政法・財政法
民法・商法・刑法
国際法
政治・行政学・地方自治
経済・経営・財政
情報・社会
その他 歴史等

行政改革と議題設定

−民営化にみる公共政策の変容−

西村弥 著

A5判  388 ページ
ISBN: 978-4-7670-0174-6
定価:本体 3,000円(税別)
2010年 7月刊
通説と異なり、三公社民営化を成功裏にアジェンダ設定し、決定することができた最大の要因は、専売民営化を「突破口」としたことにあった。専売民営化の検討が、三公社民営化につながったプロセスをを明らかにする。

−主要目次−

序 章 1980年代の専売民営化と現代の「改革型政治」

第1章 アジェンダ設定と専売民営化の軽視

 第1節 アジェンダ設定に着目する必要性

 第2節 三公社民営化の静態的分析とその限界
     −なぜ民営化が必要だったのか−

 第3節 三公社民営化の動態的研究
     −どのように民営化が決定されるにいたったのか−

 第4節 アジェンダ設定までのプロセスとその後のプロセス

 小 括

第2章 専売制度の成立、「問題の流れ」と「政策の流れ」の発生

 第1節 なぜ専売制度が導入されたのか?

 第2節 専売制度の構造化−利益集団と「たばこ族」の形成

 第3節 変化する環境要因

 小 括

第3章 専売民営化の議題設定と「政治の流れ」の合流

 第1節 第二次臨調の成立とその役割−「政治」の流れと「合流」

 第2節 緊急提言提出までの政策過程

 第3節 基本答申の作成過程−交渉の不成立と「見切り発車」

 第4節 「行革大綱」とアジェンダ設定

 小 括

第4章 専売民営化における解決策の特定化過程とその帰結

 第1節 「解決策の特定化」のプロセスとその帰結

 第2節 「日米たばこ戦争」と米国通商法301条の発動

 第3節 経済国際化の「突破口」としての専売民営化と「鉄の三角形」の分断

 小 括

第5章 「改革型政治」とその政治的含意

 第1節 利害関係の構造化と1980年代におけるアジェンダ設定

 第2節 「突破口」としての専売民営化と改革の手法

 第3節 専売民営化における「改革型政治」とその含意

 

 

                   Copyright© Keibundo All rights reserved