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憲法問題の新展開

憲法理論叢書32

憲法理論研究会 編

A5判 242ページ

ISBN: 978-4-7670-0261-3

定価: 3,300円(本体 3,000円)

2024年10月刊

憲法理論研究会の年報の第三二号。本号より体裁をA5判・横組・並製に変更し、より手に取り易く読みやすくリニューアルした。

-主要目次-

第1部 生存権論の新展開

 憲法25条とその具体化の規範論的意味
  ―生活扶助基準引き下げにともなう保護費減額処分取消訴訟をめぐって 笹沼 弘志
 生活保護基準改定にかかる裁量統制のあり方と憲法25条の役割
  ―日独の比較から                         松本奈津希
 生存権の実現過程の「不合理」と「違法」と「違憲」の連関
  ―生活保護基準改定をめぐる裁判例を手掛かりに           柴田 憲司
 憲法具体化法としての生活保護法と裁量統制        杉山 有沙・小山  剛
 「外国人の生存権保障」をめぐる論点整理の試み
  ―ドイツを参照しつつ                       山本 響子
 生活保護基準引下げと「いのちのとりで裁判」の経過          小久保哲郎
 原告と「いのちのとりで裁判」を支える愛媛の活動           菅  陽一

第2部 人権論の新展開

 パブリックフォーラム上での営利的表現活動と表現の自由
  ―Sorrell判決の余波の中で                     檜垣 宏太
 「立憲主義の要請」
  ―裁判を受ける権利の拡張に関して                 佐藤 寛稔
 憲法上の権利としての動物の権利の構想
  ―Martha C. Nussbaumの議論を手掛かりとして             青木 洋英
 萎縮効果論は『感情』の保護をもたらすか?
  ―集会のビデオ監視からの一考察                  門田 美貴
 プーチン憲法(2020年)下における“世俗国家”と“神への信仰”    柴田 正義

第3部 統治機構論の新展開

 最高裁判事入江俊郎の憲法論
  ―在任後期の判例を中心に                     嘉多山 宗
 1930年のライヒ議会選挙制度改革案                  小林 宇宙
 フランス第五共和制憲法の法律事項と対抗権力             高橋 勇人
 公選上院とウェストミンスター・モデルとの接合可能性
  ―二院制の日英比較                        田中 嘉彦
 対抗権力としての発案(initiative)
  ―フランスにおける合同発案レファレンダムの経験から        古木  凌
 「行政府内における権力分立」論の誕生
  ―政治(政党)・対・行政(職業公務員制)の分化・近郊       佐藤 太樹

第4部 安全保障の新展開と憲法

  ―経済安全保障と地経学の登場に関して―
 経済安全保障
  ―日本国憲法のもとのそもそも論                  永山 茂樹
 経済安全保障と人権
  ―憲法・国際人権法・人権法の観点からの検討            江島 晶子
 経済秩序におけるセキュリティ・クリアランスと憲法学         大野 悠介
 自由貿易平和主義は維持できるか?
  ―リバタリアン憲法学とマーケット・デザイン            吉良 貴之

書 評

 藤井康博『環境憲法学の基礎』                (評者)上代 庸平
 高橋正明『平等原則解釈論の再構成と展開』          (評者)山本 健人

 

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