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世界と日本のCOVID-19対応

――立憲主義の視点から考える――

石村修・稲正樹・植野妙実子・永山茂樹 編著

A5判 392ページ

ISBN: 978-4-7670-0255-2

定価: 4,400円(本体 4,000円)

2023年7月刊

アジアや欧米を対象として、法の支配・立憲主義・人権保障の観点からCOVID-19対処法制と政策の問題点を解明。 国家緊急権でなく立憲主義的に対応できること、日本政府の対応の誤りを考え、今後の事例への処方箋を提示した。

-主要目次-

第1部 ヨーロッパ諸国

 第1章 イギリス憲法における国家緊急権とロックダウン       成澤 孝人
 第2章 ドイツにおけるCOVID-19                  石村  修
 第3章 フランスのコロナ対策と憲法院による統制          植野妙実子
 第4章 COVID-19対策とイタリア憲法                 高橋 利安
 第5章 スペインにおけるCOVID-19対処法制
     ――とくに緊急法制に着目して――             永山 茂樹
 第6章 ポーランドにおけるCOVID-19と法              小森田秋夫
 第7章 COVID-19とロシアの「緊急事態」法制             竹森 正孝

第2部 北米諸国・国際的な取り組み

 第8章  アメリカ合衆国におけるCOVID-19対策と緊急事態法制     長岡  徹
 第9章 カナダにおける新型コロナ感染症対策と非常事態法制      佐藤 信行
 第10章 COVID-19禍のヨーロッパ諸国の
      トリアージ・ガイドラインにみる患者の権利        建石真公子

第3部 アジア諸国

 第11章 アジア諸国のCOVID-19対処法制
     ――法の支配・立憲主義の観点から――            稲  正樹
 第12章 中国におけるCOVID-19への「法的」対応
     ――「武漢封城」を事例として――             石塚  迅
 第13章 韓国のCOVID-19対策法制とその実態             李  京柱
 第14章 台湾におけるCOVID-19感染症対策法制とその実態        蔡  秀卿
 第15章 タイにおける新型コロナウイルス感染症対策と緊急事態法制
      ――緊急事態行政運営緊急勅令を中心に――         今泉 慎也
 第16章 インドにおけるCOVID-19と法                 浅野 宜之

第4部 日 本
 第17章 日本におけるコロナ対策法制と立憲主義
      ――序論/総論的考察――                 根森  健
 第18章 日本における感染症対策の歴史               藤野美都子
 第19章 「健康権」への再注目
       ――新型コロナ感染症拡大を契機に――          澤野 義一
 第20章 コロナ禍と教育                      丹羽  徹
 第21章 ジェンダー視点から考えるCOVID-19対策
       ――ステイホーム推奨と戦場化する家族――       清末 愛砂
 第22章 国会議員の任期延長の憲法改正論              飯島 滋明
 第23章 日本国憲法とパンデミック対策における科学的知見      秋山  肇
 第24章 離島と感染症                       榎澤 幸広
 第25章 COVID-19と米軍基地 
        ――沖縄で考える――                 小林  武
  
COVID-19への対処をめぐる主要事項年表

 

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