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憲法理論の再構築

藤野美都子・佐藤信行 編著
植野妙実子先生古稀記念論文集

A5判 474ページ

ISBN: 978-4-7670-0228-6

定価:本体 8,000円(税別)

2019年1月刊

日仏公法学を牽引する植野妙実子先生の古稀記念論文集。第一線の研究者22名が、日仏独英加と世界を舞台に、憲法・教育法・自治法・比較法の諸問題を論じる。若い研究者へのエールを送る植野先生へのロング・インタビューと植野先生の業績一覧付き。

−主要目次−

はしがき                            藤野美都子・佐藤信行

フランス憲法院の対「欧州統合」判例政策
 ―1970年代の判決例を素材に―                 伊藤洋一

パリテ再考
 ―多様性からの問いかけ―                   藤野美都子

百周年を迎えるフランスの原産地呼称法
 ―その歴史から日本は何を学ぶのか―              蛯原健介

議会による公共政策評価制度の再構築
 ―フランスにおける政府提出法律案の影響評価―         小川有希子

ナチス憲法としての授権法
 ―1933年授権法の悪魔的効能―                 加藤一彦

ラインの右岸と左岸の憲法裁判所
 ―M.イェシュテット教授の講演を素材に―            畑尻剛

イギリスにおけるナショナル・カリキュラムの法的展開       松原幸恵

裁判所によるインターネット情報の世界的規制の可能性
 ―Google Inc. v.Equustek Solutions Inc. カナダ最高裁判所判決を契機として―
                                佐藤信行

グローバル化時代における『市民社会』志向の憲法学の構築に向けての一考察
                                山元一

憲法の自殺?
 ―主権委譲の可能性をめぐって―                工藤達朗

憲法改正と熟議
 ―憲法改正国民投票における広告規制の諸問題―         橋本基弘

日本国憲法における国会の地位と国政監督機能           横尾日出雄

普通選挙と選挙供託金                      只野雅人

文民統制と武力攻撃事態法の「対処基本方針」           萩原貴司

憲法の人権規定は私人間で参照される
 ―私人間効力論の基本問題―                  福岡英明

憲法24条と親子関係について
 ―子どもの自己決定と親の意思―                丹羽徹

現代人権における〈教育と公教育〉観の再検討
 ―国旗・国歌訴訟の〈裁判過程〉を中心にして―         宮盛邦友

「自己肯定感」をめぐる一面的アプローチへの憲法学的批判
 ―教育再生実行会議第十次提言を題材に―            寺川史朗

教員養成「改革」と日本国憲法
 ―憲法教育と教養教育の重要性―                石川多加子

昨今の高等教育改革と「大学の自治」の変容            早田幸政

「社会教育施設」としての図書館、美術館についての一考察     佐藤修一郎

『カジノ法案』の功罪と地域社会の行方              妹尾克敏

インタビュー「植野妙実子先生に聞く」
 (インタビュー:藤野美都子、記録:佐藤信行、五十嵐星汝)

植野妙実子先生 ご経歴・ご業績一覧


 

 

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