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展開する立憲主義

憲法理論叢書25

憲法理論研究会 編

四六判 304ページ

ISBN: 978-4-7670-0222-4

定価:本体 3,000円(税別)

2017年10月刊

憲法理論研究会年報の25巻。

−主要目次−

第一部 緊急事態と立憲主義

 緊急事態序説                     長谷部恭男 
 B・アッカマンの emergency constitution 論・再考   木下 智史 
 フランスにおける緊急状態をめぐる憲法ヴォードヴィル
  ―エキストラとしての法原理部門―          村田 尚紀
 緊急事態に対する「行政による統制」?         高橋 雅人
 緊急権と「外見的立憲主義」
  ―ドイツと日本―                  長 利一

第二部 国際化の中の立憲主義

 裁判所における国際法規範の「参照」          手塚 崇
 憲法の「拷問禁止」規範
  ――国際人権法との関係を考慮して――        阿部 純子

第三部 立憲主義の理論的展開
 デュー・プロセスの概念史
  ―「実体的デュー・プロセス」の再検討―       清水  潤
 憲法上の「権利」と利益について            金原 宏明
 憲法における「私人間効力」論の現状分析
  ―イギリスにおける「水平的効力」の議論を素材として―
                            平松 直登
 人民主権の実現と裁判所の果たすべき役割
  ――Brown判決に関するアッカマン及びバルキンの
          議論からの示唆として――       川鍋  健

第四部 司法審査制と民主主義論の現在
 わが国における「司法審査と民主主義」論の経緯と展望  市川 正人
 「反多数決主義という難問」の存在意義に関する若干の考察
                            金澤  孝

第五部 立憲主義の現代的課題
 フランスにおける人種差別表現規制について       光信 一宏
 「保護されない言論」と内容規制
  ―アメリカにおける両者の関係に関する覚書―     菅谷 麻衣
 同性婚をめぐる合衆国最高裁の「論理」的展開
  ―Lawrence, Windsor, Obergefell判決―        上田 宏和
 「患者の自己決定権」の憲法上の定位について
  ―韓国における患者の自己決定権に関する議論を参考に―
                            牧野 力也
 生存権と責任
  ―生存権と勤労の義務の関係に関する予備的考察―   辻  健太
 川内原発稼働差止訴訟について             工藤伸太郎

書 評 

 杉山有沙著『障害差別禁止の法理』(成文堂、2016年)
                         
評者 植木  淳
 成原 慧著『表現の自由とアーキテクチャ』(勁草書房、2016年)
                         評者 西土彰一


 

 

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