第一部 社会変動と憲法学の課題
ステイツ・オブ・デモクラシー − ポピュリズム・
熟議民主主義・アーキテクチャ 吉田徹
立法過程の法的統制−−立法裁量・立法目的・立法事実
木村草太
「政府の憲法解釈」の論理構造とその分析 横大道聡
福祉・「平等」・憲法 葛西まゆこ
第二部 「大阪都」という構想
大阪都構想と大阪維新 上山信一
大阪都構想と地方政府の形態
−地方自治の本旨と統治の効率性をめぐって−
岡田順太
地方自治保障の憲法原理と大都市特別制度
−大阪都構想を中心に− 大津浩
第三部 変動する社会と統治の諸課題
象徴天皇制と憲法学 横田耕一
原発と憲法 草薙順一
日本とドイツにおける国籍概念の比較
−血統主義を中心に− 中村安菜
第四部 変動する社会と人権論の諸課題
列挙されていない権利の保障は何を意味するのか 中曽久雄
「人間の尊厳」対「人間の尊厳」
−ドイツ連邦共和国基本法一条一項の規範衝突−
押久保倫夫
多元化・重層化する表現規制とその規律
−表現の自由・アーキテクチャ・パブリックフォーラム
成原慧
第五部 諸外国の憲法状況
受刑者の権利保障 − 国際人権の可能性 河合正雄
イギリス障害者差別禁止法(DDA)における
平等取扱原則の意味 杉山有沙
EU食品安全分野の予防原則における健康権の保障
−科学的不確実性の議論を中心に− 土屋仁美
アメリカ連邦最高裁における「保護されない言論」の考え方
−判例における位置付けとその言論保護的な
機能についての考察− 城野一憲
書評
岡田健一郎
岩切大地